施工地域 愛知県名古屋市天白区
施工種別 外壁補修工事
工期 約2日間
施工内容 コンクリート擁壁(打ち放し仕上げ)ひび割れ補修工事

構造劣化の進行を防ぐための外壁補修工事

名古屋市天白区のI様より

「擁壁に大きなひびが入り、内部まで雨水が浸透しているようで心配」

とのご相談をいただきました。

現地調査を行ったところ、コンクリートの打ち継ぎ部分にクラック(ひび割れ)と一部欠損が見られ、放置すると内部鉄筋の腐食やコンクリート剥落の危険がありました。

そのため、除去→防錆→補修→仕上げの4工程で、根本的な補修を実施しました。

施工前の様子

コンクリート表面には縦に走るひび割れが確認され、内部のモルタルが浮いている箇所もありました。

また、雨水の浸入により劣化が進行しており、一部は手で触れると欠け落ちるほど脆くなっていました。

このままでは耐久性が低下するため、早期補修が必要な状態でした。

施工中の様子

◎ケレン・脆弱部除去

ずハンマーとタガネを使用し、ひび割れ周辺の脆くなった部分をすべて除去しました。

健全部がしっかりと露出するまで削り出すことで、補修材の密着性を高めます。

◎防錆・下地調整

露出した鉄筋部分には防錆材を塗布。

らに下地プライマーを塗って、後の補修モルタルがしっかり付着するように整えました。

この工程が、補修の耐久性を左右する重要なポイントです。

◎樹脂モルタル充填・成形

欠損部分にはポリマーセメント系の補修モルタルを充填し、コテでコンクリート面に合わせて形状を整えます。

職人がコテさばきを細かく調整し、凹凸のない滑らかな面を再現しました。

◎表面仕上げ・研磨

硬化後、仕上げ材を薄く塗布して表面を整え、サンドペーパーで研磨。

既存のコンクリートの質感に近づけることで、補修跡が自然に馴染むよう仕上げました。

施工後の様子

補修後の擁壁は、ひび割れや欠損が完全に補われ、表面は滑らかで美しい仕上がりとなりました。

防錆処理と補修モルタルによって構造強度も回復し、今後の雨水浸入リスクも大幅に軽減されています。

見た目の違和感もほとんどなく、打ち放しコンクリートの質感をそのまま残す自然な補修が実現しました。

お客様の声

「見た目がきれいになっただけでなく、これで安心して過ごせます。作業中も丁寧に説明してもらえて、信頼できる職人さんにお願いしてよかったです。」

施工のポイント

✅ 劣化部を完全に除去し、健全なコンクリート面に補修材を密着
✅ 防錆材・プライマーによる長期耐久性の確保
✅ 打ち放しコンクリートの質感を再現する自然な仕上げ
✅ 雨水浸入防止による構造劣化の抑制
✅ 小規模補修でも確実な手順を踏む職人施工

担当スタッフより

コンクリート擁壁のひび割れは、見た目以上に内部の劣化が進行しているケースが少なくありません。

早期の補修によって、鉄筋腐食や剥落といった二次被害を防ぐことができます。

今回の現場では、防錆処理と密着補修を丁寧に重ねることで、強度と美観を両立。打ち放し面の自然な風合いも維持でき、お客様にも大変ご満足いただけました。

名古屋市天白区や愛知県内で、コンクリート外壁や擁壁のひび割れ・欠損にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。